長い一日
2002年6月7日今月の決算は10日が“締め日”なのに今日
の午後、やっと集計する資料が集まった。
私は土日に出社したくないので、今日は何時
までかかってもある程度の処理をし、伝票を
作成して帰る覚悟はしていた。
しかし、わからないことがあったり、数字
が合わない時いつも泣きついて知恵を貸して
もらう課長と仕事ができるのも今月まで。
そう思うと「これからは自分で考えなきゃい
けないんだから、すぐに質問するのはやめよ
う」と決心したのだが、心細さで頭は混乱し
てしまう。「いい歳して、そのキャリアでな
んでそんなに不安なの?」と呆れられそうだ
けど、それには理由があるのだ。
“免許を持っていないカリスマ美容師”が
一時期騒がれたことがあるが、私も簿記の
資格や心得がない経理課員なので、うちの
会社でやる決算処理はできるが、実は基礎
的な経理の知識がない。
以前、ある会社の受付業務の募集に応募し
た所人手不足から経理に配属され、そこで
私は銀行へ振り込みに行くとか現金を数え
るとか「家計簿」的な仕事だけやらされて、
結局1年足らずで退職した。(その会社の
実態が悪徳企業だったのです・・・)
そこに入社する前も2年間ほど派遣社員を
していたので、退職後に別の派遣会社に登
録して仕事を探すと、ままごと程度でも
「経理の経験アリ」と書くと経理関係の仕
事しか来なくなってしまったのである。
ちょうど30代になるかならないかの頃だ
った。とにかく仕事をしたかったので行っ
た先で前任者や同僚にやり方を教わり、
やっつけ仕事でその場をくぐり抜けてきた
ら・・・現在にたどりついてしまった。
「じゃあ簿記も並行して勉強して一生の仕
事にすればいいじゃない」と何人もの人に
助言された。でも、私は嫌なのだ。この
仕事が本当に嫌いで仕方ない。嫌いなこと
に努力は出来ない性分なんだもの。
「じゃあ何で辞めないの」と聞いた人もい
た。結論は「次の仕事がないし、安定した
収入が今の自分の生活に必要だから」。
だからわからないことはわからないままに
して、後のフォローは全部課長に任せて
矢面に立ってもらっていた。でも、もう
通用しない。
今日もなかなか思うように数字が合わず、
時間だけがどんどん過ぎた。10時を回り
課長に出来ている所まで見せる。「何だ、
この数字、どこから拾ってんの?こっち
でしょ」と実に初歩的な間違えを指摘され
て、呆れられてしまった。
課長は内心どう思っているのだろう?
部下に頼りにされ、上司にいろんなこと
を押し付けられ、このまま定年までここ
で仕事をする気持ちがいつから転職活動
へ傾いていったのか。
最後は「これでなんとかなるかなあ」と
思える所までの作業を終え、11時15分
まで仕事をした。長い1日だった。
課長は自分のことを打ち明けるでもなく、
質問されるまでは皆の仕事の手助けをす
ることもせず、身辺整理をしていたのか
課員全員が退出するまで帰らなかった。
9時過ぎには帰宅していた夫に10時頃
遅くなる旨を電話したら車で迎えに来て
くれたので、途中のコンビニでおにぎり
とお茶を買って車中で夕飯を食べながら
12時を回った頃帰宅。気持ちまで疲れて
いたので夜中の2時まで眠れなかった。
の午後、やっと集計する資料が集まった。
私は土日に出社したくないので、今日は何時
までかかってもある程度の処理をし、伝票を
作成して帰る覚悟はしていた。
しかし、わからないことがあったり、数字
が合わない時いつも泣きついて知恵を貸して
もらう課長と仕事ができるのも今月まで。
そう思うと「これからは自分で考えなきゃい
けないんだから、すぐに質問するのはやめよ
う」と決心したのだが、心細さで頭は混乱し
てしまう。「いい歳して、そのキャリアでな
んでそんなに不安なの?」と呆れられそうだ
けど、それには理由があるのだ。
“免許を持っていないカリスマ美容師”が
一時期騒がれたことがあるが、私も簿記の
資格や心得がない経理課員なので、うちの
会社でやる決算処理はできるが、実は基礎
的な経理の知識がない。
以前、ある会社の受付業務の募集に応募し
た所人手不足から経理に配属され、そこで
私は銀行へ振り込みに行くとか現金を数え
るとか「家計簿」的な仕事だけやらされて、
結局1年足らずで退職した。(その会社の
実態が悪徳企業だったのです・・・)
そこに入社する前も2年間ほど派遣社員を
していたので、退職後に別の派遣会社に登
録して仕事を探すと、ままごと程度でも
「経理の経験アリ」と書くと経理関係の仕
事しか来なくなってしまったのである。
ちょうど30代になるかならないかの頃だ
った。とにかく仕事をしたかったので行っ
た先で前任者や同僚にやり方を教わり、
やっつけ仕事でその場をくぐり抜けてきた
ら・・・現在にたどりついてしまった。
「じゃあ簿記も並行して勉強して一生の仕
事にすればいいじゃない」と何人もの人に
助言された。でも、私は嫌なのだ。この
仕事が本当に嫌いで仕方ない。嫌いなこと
に努力は出来ない性分なんだもの。
「じゃあ何で辞めないの」と聞いた人もい
た。結論は「次の仕事がないし、安定した
収入が今の自分の生活に必要だから」。
だからわからないことはわからないままに
して、後のフォローは全部課長に任せて
矢面に立ってもらっていた。でも、もう
通用しない。
今日もなかなか思うように数字が合わず、
時間だけがどんどん過ぎた。10時を回り
課長に出来ている所まで見せる。「何だ、
この数字、どこから拾ってんの?こっち
でしょ」と実に初歩的な間違えを指摘され
て、呆れられてしまった。
課長は内心どう思っているのだろう?
部下に頼りにされ、上司にいろんなこと
を押し付けられ、このまま定年までここ
で仕事をする気持ちがいつから転職活動
へ傾いていったのか。
最後は「これでなんとかなるかなあ」と
思える所までの作業を終え、11時15分
まで仕事をした。長い1日だった。
課長は自分のことを打ち明けるでもなく、
質問されるまでは皆の仕事の手助けをす
ることもせず、身辺整理をしていたのか
課員全員が退出するまで帰らなかった。
9時過ぎには帰宅していた夫に10時頃
遅くなる旨を電話したら車で迎えに来て
くれたので、途中のコンビニでおにぎり
とお茶を買って車中で夕飯を食べながら
12時を回った頃帰宅。気持ちまで疲れて
いたので夜中の2時まで眠れなかった。
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