グッドバイからはじめよう

今日で課長の小池さんが退職する。
昨日は課内のメンバープラス総務課の
部長代理と課長が加わって会社のそばの
居酒屋で送別会をした。
（定時が5：30だから、6：15pmスタート
だった。しかし全員が揃うのに30分以上
かかったりした関係で、同じ店に4時間
居座って飲み続けた我々だった）

今日は会社近辺ではなく目黒の某おしゃれ
な居酒屋で有志の送別会。女性に人気があ
ったから若手の女性ばかりで（笑）課長も
楽しそうだった。
課長、といっても結構スピード昇進だった
ので年齢も43〜4歳だし、「峰竜太」に
似ているので私も好き勝手を言ったり、わ
がままを聞いてくれた数少ない「話のわか
る上司」だったので突然の退職が淋しくて
ならなかった。
一次会は9時頃終わったのだが、人脈が広
い課長は2次会の場所で待っている別のメ
ンバー（営業の人達が中心で「最後に飲も
うよ」と誘ってきたらしい）の所へタクシ
ーで駆けつけるという。一次会の中にも
そのまま課長と一緒に2次会に混ざる連中
がいて、私は駅前で皆の乗ったタクシーを
見送った。
ここからならJRで帰ったほうが早く家に
着くと思い、キップを買って山手線のホー
ムに降りる。課長と別れる時に冗談っぽく
「最後に抱擁（ハグ）しちゃいましょうか」
なんて言って軽くやってしまったので
（あ、いやらしい感じじゃないですよ。
それに私はオヤジ好きではありません。笑）
ひとりで電車に乗ったとたん、滝のように
涙が流れてきて・・・一駅間号泣。
恵比寿で○京線に乗り換えてやっと涙が
止まったのだが、みんながいる所ではケロ
ッとしていたし実際泣くとは思っていなか
ったのでそんな自分に我ながら驚いた。
私の側に立っていた山手線の乗客も驚いた
だろうけど。


−ちょうど波のように さよならが来ました
言葉はもうなにもいらない
ただ見送るだけ
遠く離れるもの ここに残るもの
僕が決めてもかまわないなら
なにも言わないけど−
・・・・佐野元春の「グッドバイからはじ
めよう」が何度も何度も頭のなかでリフレ
インしていた。
小池さん、これから新しい会社でまた1か
らスタートだけど、きっとここよりはいい
職場環境に出会えたから転職したのよね。
でも私はあと少し、この場所に残るよ。
毎日嫌なことばかりで、これから先はもっ
と大変になるだろうけど、少し様子を見て
みるから。

お互いいい人生を送りましょうね。
終わりは、はじまり。