森羅万象

2002年9月28日
昨日の帰り際、いきなり夫の会社の社長が夫に
「土日は連休を取ってもいいぞ」とおっしゃっ
てくれたそうで(そりゃ、2週続いた3連休が
全部仕事だったんだもの、そのくらいしてくれ
て当然だわよねぇ・・・)かなり久しぶりに
二人揃って土日を過ごすことになった。

まず、10月の私のいちばん下の妹の結婚式に
間に合う様、車で隣の駅にある大型紳士服チェ
ーン「洋服の○山」に夫の礼服を買いに行った。
前々から礼服は持っているのだが、私と結婚す
る前にどこかの葬式に出かけ、何らかの手違い
で誰かと上着を取り違えられてしまったとかで
洋服の上下の素材が全く異なり、遠目に見ても
どうにもおかしいので買い替えてもらうことに
したのだ。それにしても中年太りのご主人様、
アジャスター付きウエスト調節可能のズボンに
喜んでいた。(これで痩せても太っても大丈夫
って、これ以上太られたら困りますわよ。)
ズホンの裾あげをお願いし、後日取りに来るこ
とにして店を出る。
その後で先週末行きたかった美術館のことを思
い出し、そこへ連れていってもらえるかを聞く
と意外にも夫も見てみたいと答えた。
私は自分だけが一方的に興味を持っていること
に他者を巻き込むことがあまり好きではない。
「私のせいで付き合わせてしまった」と後ろめ
たく思うと、せっかく目的の場所にいても気持
ちが落ち着かないからだ。
夫は芸術的なものにはあまり関心がなさそうな
ので、送り迎えだけをお願いして一時間くらい
時間潰しをしてもらえたらありがたい・・・
なんて最初は考えていた。しかし結局一緒に行
くことになった。

木場(江東区)の東京都現代美術館はうちから
だと電車で行くには不便な場所なので、ずっと
二の足を踏んでいたのだが、やっと今日「横尾
忠則・森羅万象」展が見られた。
現代美術や横尾氏について日記で語る程、私自
身には芸術的な才能はないので(見るのは好き
だが、子供の頃から美術の成績は五段階で2か
3でした。情けねぇ〜。)言葉で表現するのは
難しいが、わざわざ見に行った甲斐がある展示
だった。圧倒的な横尾氏の存在感とか、斬新さ
とか、迫力のある絵画やオブジェ、こういうも
のを見ると視覚から脳を活性化できるような気
がするのは私だけだろうか。横尾氏の展覧会を
見るのは今回が3回目なので、以前見た絵画と
の「再会」もあり、前回見た時の気持ちが蘇っ
たりもした。美術館の建物そのものも凝ってい
るし、各フロアごとのテーマやその構成がすば
らしく、見ごたえがあった。
夫に後で感想を聞くと「横尾さんが表現したい
ことって“天界”と“地獄”と“エロ”なんだ
よね?」という返事だった。(笑)
そうそう、そんな感じでいいのよ、私ら素人な
んだから。今後も何か見たい展示があったら夫
に声をかけてみようと思った。

夕飯は家から車で10分かからないお好み焼き
の店に初めて行ってみたのだが(いつも通り過
ぎていて、いつか入りたい所だった)混雑して
いる割に味のほうは大したことがなく、新しい
洋服に少し油のシミをつけてしまってがっくり。
「終わりよければすべて良し」のはずが、最後
が今イチだったのが残念だなあ・・・。

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