通常の披露宴では親の挨拶は最後にするもの
だが、今回の披露宴ではまず最初にシンゴ君
のお父様が挨拶をされた。
シンゴ君のご実家はかなり堅い家庭で、いわ
ゆるエリートな一族らしい。
しかし「自分と違い(どうもお父様は商社に
お勤めだったようだ)我が道を貫いて好きな
ことを仕事にしている息子は、子供として見
れば良くないが、男としては羨ましい生き方
をしていると思います」とおっしゃったのが
印象的だった。
それに、シンゴ君が子供の頃から慕っていた
という親戚の叔父様からのスピーチも「シン
ゴには好きな音楽かデザインか、どちらの道
に進むべきかを学生の頃に相談され、最初は
デザインを勧めて仕事先を紹介したりもした
が、結局は音楽を選んだ。僕たちは叔父と甥
という立場だが、もし同じくらいの歳だった
ら一番の親友になれたと思う。それくらい僕
はシンゴのことが好きなんです。」と話され
ていて、とても感動した。

うちの末妹も美大の短大を出た後はずっと服
飾業界を渡り歩き、今はある洋服屋さんで働
いている。短大に入ってからは髪をドレッド
にしたり、亡き陸上選手のジョイナーのよう
な長いつけ爪をしたり、ウイッグをかぶった
り、道で会ったら無視したくなるようなすっ
とんきょうな格好(笑)をしていたのだが、
それが似合っていたので、私は逆に「次はと
もちゃん(=末妹)何をやってくれるのか
ねえ」と期待していた所があった。
両親も4番目の娘ともなれば子育てに飽きて
放任にしてしまい(ちなみに私はスパルタで
育てられました)父などは「こうして無事に
普通の結婚式をして嫁に行ってくれたからホ
ッとした」という安堵いっぱいの表情だった。

最後にシンゴ君は「大好きなトモヨと結婚し
て、大好きな友達に祝福してもらって、大好
きな親戚のひとに来てもらえてよかった」と
挨拶していて、いつもクールだった末妹の目
が赤くなったのを見て私とすぐ下の妹ヨウコ
は涙が出てしまった。やっぱり結婚式って泣
いちゃうもんですね。

うちの姉妹は
・長女=ホテルで教会式結婚式と披露宴
・次女=レストランウエディング
・三女(現在独身)=ホテルで神前式挙式
 と披露宴
・四女=神社で神前式挙式と披露宴
という宗教の冒涜と呼ばれても仕方のない
バラバラな結婚をしたのですが、私は「絶対
に着物も角隠しもイヤ(だって白塗りにされ
たら、のっぺりした顔がバカ殿みたいになる
と思ったんだもん)。ウエディングドレスじ
ゃなければ結婚式はしない」と言って和装は
拒否したけれど、いざ末妹が角隠しで挙式を
して、披露宴の途中で振袖姿になったのを見
た時に「ああ、和装って綺麗だなあ」と今更
ながらちょっとだけ後悔した。
・・・もう一度結婚すれば叶うけど。(笑)


いつまでもお幸せに。
ばんざ〜い \(^o^)/

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索