温泉旅行の帰り道は・・・

日曜は7時半頃フロントから電話が入り、布団
をあげにやってきて8時に朝ご飯。
荷物の片付けなどをして9時半頃チェックアウ
トをした。（「10時までにチェックアウトす
ればいいんだから、最後に眠気覚ましの温泉に
入ってくれば？」と夫に勧めたところ「風呂に
はいると余計眠くなるからヤダ」と彼は答えた）　　　　　　　　
「せっかく伊豆に来たので海の方面をドライブ
しよう」と伊東に出て、“道の駅”でおみやげ
ものを見てから伊豆高原へ。　　　　　　　　
夫が自称“長く淋しい独身時代”に一人でドラ
イブをして見つけた珈琲専門店で昼食を取った。
実は、夫と私が初デートをしたのも伊豆で（も
ちろん日帰りよ）ここはその時にお茶をした店
でもあったのだ。あの日はまさかこの人が伴侶
になるなど夢にも思わなかった（笑）
こだわりのコーヒーカップがずらりと並び、マ
スターや店員さんの物腰がホテルマンのような
マナーが行き届いたお店で、私もまた行ってみ
たいと思っていた場所。この店ではランチタイ
ムに出すシチューが絶品らしいので、前夜の夕
飯でもちょっとビーフシチューが出たが、おす
すめのタンシチューセットをいただいた。
セットについているトーストがものすごく美味
しくて焼き加減も絶妙であった。シチューもじ
っくり煮込まれてタンも柔らかく美味だった。
食後に私はアイスコーヒーを注文したが（夫は
ホット）、コーヒーの味が薄くならないように
氷が水から作ったものではなくアイスコーヒー
を固めたものだったのには驚いた。
洒落たことするなぁ・・・。　　　　　　　　
伊豆半島をぐるっと回り、帰りは小田原のあた
りで東名に乗る。帰り道は少し渋滞もあり、行
きほどスムーズではなかった。　　　　　　　　
それでも夕方には都内に着き、予定通り私の実
家へ。今日は「父の日」なので先週のうちに買
っておいたプレゼントを届けに立ち寄ることに
していたのだ。　　　　　　　　
物欲がない父親に贈り物をするのは難しいので
昔は父の日は何もしなかったが、いざ病気にな
ってしまうと「イベント事だけはちゃんとやっ
ておこう」と思う私だった。　　　　　　　　
この週末に長崎に住む父の弟・妹とその配偶者
である叔父叔母たちがお見舞いがてら実家に泊
まりで来ていたそうで、母は今日の昼間に羽田
まで送りに行って疲れているだろうに私達のた
めに夕飯を準備してくれ、皆で手巻き寿司を食
べた。父へのプレゼントは夏の部屋着用に“甚
平”にしたが、けっこう気に入ってもらえたの
でひと安心・・・。「日中もずっとパジャマで
いると更に病人くさくなる」と母が以前こぼし
ていたので、涼しげなブルーのチェックを選ん
だのも好評で良かった。

なんだかんだと慌ただしい土日になったけれど、
夜の9時前には自宅へ戻る。　　　　　　　　
昨日の前半戦より今日のゴールを見たほうが感
動するであろうに「今夜は眠いし、運転で疲れ
たし、明日起きられくなるから“ルマン”を見
るのはあきらめるよ」と、夫は11時前に就寝
してしまった。（笑）　　　　　　　　
秋に家族が増えるとまた別の楽しみや苦労が始
まるだろうから、こうして旅行をしておいて正
解だったな、と思った私であった。