もうすぐ夜中の1時になる。
疲れすぎて眠れない。
でも、この日記を書いて布団に入り、しばらくぼんやり
しているうちに寝てしまうだろう。
きっと、一度寝ちゃえば今度は夜更かししたぶん明日の
朝はゆっくり起きて、またバタバタと一日が始まって終
わるのだろう。たぶん、そうだ・・・。

今日(と、いうか日付の上では「昨日」になるが)、私
は不注意でベビーカーから息子を落としてしまった。
買い物帰りに寄った喫茶店の入口が二段ほど階段になって
いて、店内で抱っこをした時にベビーカーの腰のベルトを
はずしたことをうっかり忘れて店を出て、下りの階段でベ
ビーカーを傾けたほんの一瞬に足元からするっと体が抜け
息子が地面に落ちアスファルトで後頭部を打ったのだ。
喫茶店は最初は私たちしかいなかったのだが、次第に混み
始めたので慌てて出ようとしてうっかりしてしまった。
店のドアの向こうで起こった出来事だったし、マスターも
店の人も出口で私がベビーカーを出すのを(普通の押した
り引いたりする扉で自動ドアではない)手伝ってくれなか
ったので、店内からは誰も出てきてはくれなかった。
でも、あくまでも私の過失なのだから責めることはできな
い。ベビーカーで入口に段差がある店に入ろうとした私に
全ての責任があるのだから。

息子が生まれた日からずっとかかりつけである大学病院に
電話をし、取り急ぎ小児科に電話をつないでもらって事情
を話した所、救急受付で脳外科へ行くよう言われたので偶
然通りかかったタクシーに乗り込んで病院へ。
(4時を少し回っていたので通常の外来は終わっていた)
タクシーの中で実家の母に連絡。
その電話の内容を聞いていたタクシー運転手は「大丈夫で
すよ、今はもう泣いてないし、元気そうな顔をしてるじゃ
ないですか。平気平気。」などと軽口をたたく。
「だってあなた医者じゃないでしょう!何もなければそれ
に越したことはないけれど、生まれた時から今日まで私な
りに頑張って育ててきたのに、こんなことでこの子の人生
が狂ってしまったら私は生きていけないのよ。」そう言い
たい気持ちをこらえてこらえて「・・・ええ、まあ大丈夫
だといいんですけどね。気休めかも知れませんけど一応は
病院にいったほうが・・・」と答える私。
まず検査をしてから、何かがあれば夫の職場に電話しよう
と思い、夫には連絡出来なかった。

救急といいながらもしばらく受付で待たされたので、いつ
もお世話になっている病院の職員の方の所に顔を出して状
況を説明すると「多分大丈夫よ」とまたなぐさめられる。
やっと名前を呼ばれ、つい最近まで学生だったのかも・・・
という風貌の医師が診察をしたので不安になる。
息子の小児科の主治医の先生とも面識がないと言うし(ま
あ、この病院に医師は何百人といるのだから仕方ないが)
不安で頭の中は真っ白の私。
簡単な診察の後でCTとレントゲンを撮ることになった。
大人が検査をするCTの部屋に連れて行かれ私は廊下で待
たされたのだが、大きな若い先生ふたりに体を押さえられ
た息子は驚いて泣くばかり。

結果としては脳内に出血はなく打撲もなかった。
しかし2〜3日は様子を気をつけて見るように、そして今
晩は入浴を避けるようにとのこと。
会計を済ますころに母が病院に到着。
突然おばあちゃんがやってきたので息子はびっくりしてニ
ッコニコ。言葉になってない言葉を発し(笑)大騒ぎして
いる。

母と一緒にタクシーで我が家に戻り、レトルトの離乳食と
息子が好きなバナナをヨーグルトで和えたものを急いで用
意して母に食べさせてもらう。
その間私は慌てて家にあるもので夕飯の用意。
そうこうするうちに夫が帰宅し、事情を説明して謝る私。
夫は「一番大変だったのは○○(私)だし、とりあえず
この子も元気そうだから大丈夫だよ」と言いながらも少し
心配そうにしていた。
その後母は実家へ帰り(乗り換えは1度とはいえ、片道一
時間かけての道のりなので申し訳ない)、寝る前のミルク
で息子が吐きはしないか、夜泣きをしたらどうしようか、
私はずっとそんなことばかり考えていた。
ネガティブ指向はよくないのだが、打った場所が頭なので
まだ心からは安心できない。

まったく何やってんだか、私のバカやろう!である。

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索