寝耳にミミズ。

2004年9月3日
7月の終わりに会社に行った時(区役所に提出する保育
園の申込みに必要な在職証明を人事に書いてもらうため
に行って、その時に私の現状や復帰に対する希望などを
話したのだ)、今まで直属の上司だったN部長から「う
ちの部ではもう○○さんは受け入れられないから。俺は
せっかく授かったお子さんを大切に育てたほうがいいと
思うし、会社はどんどん人を減らしていて厳しい状況だ
から、戻るなら相当の覚悟をしないといけないよ。俺が
昔から親しくしてた友人の子供が最近亡くなって、家族
同然の付き合いをしてたから我が子を失ったみたいにシ
ョックでねぇ。子供は宝物だから大事にすべきだよ」と
「子供を持ったら外で働こうなどと思わず家庭に入りな
さいよ(=退職しろよ)って遠まわしに言われてしまっ
たのである。
確かにうちの会社の女性は寿退職・オメデタ退職が当た
り前の職場なので、私が妊娠したと報告したらいきなり
某部署で持て余していた“お局様”的な女性が異動して
きたこともあり、彼女の立場もあるから復帰しても私に
戻る場所があるのかなあーとも思ってはいたのだ。
でも、今までしていた仕事は自分でも嫌いなことだった
し、あの席にも戻りたくなかったからこれを機にどこか
へ異動したかったのはこっちのほうだ。
人事の担当者は他を当たってくれると言っていたし(法
律的に辞めさせられないもんね)次にどこへ行くかによ
って“当たりハズレ”がはっきりすると思っていた。

私の住む地域は保育園不足で、いわゆる公立・私立の認
可保育園は“キャンセル待ち”状態。親御さんが転勤や
引越しをして退園する子供が出れば、待機している人で
一番困っている人から順番に入れてくれるらしい。
私は10月初旬で育児休暇が終わるのだが、一応9月度の
申込みをして(もしどこかに入れたら休職を切り上げて
早く復帰しなければならなかったが)予想通り落ちてし
まい、10月度も保育園の空きはなさそうだということを
確認して結局「認証保育所」という所に預けることにし
た。(いわゆる「無認可」なんですが、都の承認を得て
経営している民間の保育所・・・みたいな所で、審査も
ないし簡単に入れる代わりに保育料はかなり高くて、月
に最低でも5万はかかります)

それで、今日は復帰日をきちんと決めて事務手続きをし、
人事から新しい部署についての話を聞くために呼び出さ
れたので昨日の夕方から子供と一緒に実家へ帰り、母に
息子を預けて朝10時に会社に行った。
人事課の係長と担当のTさん(旧知の仲なので、けっこ
う話はしやすい関係)と3人で会議室へ。
予定を4日早め、10月1日から復職すること、保育料
の問題があって延長保育を頼みたくないので認可保育園
に入れるまでは短時間勤務(出社・退社時間をそれぞれ
一時間ずつ短縮させ、昼休憩一時間を除き6時間の勤務)
をお願いしたい旨を改めて説明した。
そしたら、S係長から「○○さんの配属ね〜、もう決ま
ったんだよー。一応その条件を踏まえた上で使いたいっ
て言ってる所があってさー」と切り出され、私の異動先
が伝えられた。

それも、私が全く予想していなかった部署に・・・。
寝耳に水、じゃなくて「寝耳にミミズ」くらいの驚き。
今まで経理にいたのに、残業できないのに、「営業本部」
なんすかー\(゜o゜;)/
そのフロアには知り合いも全くいないし、しかも今まで何
の接点もなかった課だし・・・。
人減らしをしすぎて、営業マンが庶務も伝票書きも電話
取りも全部やらなきゃならなくて毎日雑務に時間を取られ
すぎてパンク状態だったとかで、「外回りは一切ないから
事務処理をやってくれ」とのこと。
いわゆる「営業事務」かぁ。私に出来るのかな。
だけど、心機一転、ほかの会社に行くみたいでいいかも知
れない。
ただ、周りがいつまでも残業してるなか、毎日早く帰る後
ろめたさで罪悪感を感じたりするだろうな。
どんな同僚がいるかわからないし。

まあ、
がんばってみるよーやれるだけー
がんばってみてよー少しだけー
(♪SMAP「セロリ」の歌詞より)
・・・ってな心境です、今は。

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