解き放たれる

人間、本当に心の奥底で悩んでいることがあるとそれを率直に人に話したり出来ないような気がする。
実は、不肖ワタクシ、肉体のある部分がガンではないかと密かに気に病んでいた。誰かに話せばきっと「早く病院で調べたら？」と言われるだろうとも思っていた。
ちなみに私は主人や親きょうだいがどこかが痛いだの辛いだのちょっとでも言えば「さっさと病院へ行け！」と忠告するし、息子が少し具合が悪そうならすぐ病院へ駆け込んでしまう性分だ。
でも、自分のことはとにかく後回しにしてしまう。
ちなみに病院が怖いわけではない、ただ面倒くさい。
人間ダメな時は何やってもダメだよ、って思ってもいるし、基本的に長生きしたいという気持ちが希薄なのよ。

でも、いつも心の片隅でそのことを考えていて・・・この前息子の病気ではなくどうしても区役所に行かなくてはいけない用事があって会社を午後半休した時、用が済んでから重い足を引きずってとある病院へ行った。そこもネットで調べた所だ。
診察室で口から心臓が出そうなほど緊張していたのに、実際診察したら思っていたようなことではなかった。
あー、ホッとした〜・

ここに書いてはみたが、このことは未だに誰にも話していない。
不安から解き放たれたので、とりあえず書いてみたくなった次第である。